あいつ―お疲れ様。どう気分は?―
最悪だ。
―目の下隈があるよ。ちゃんと寝なよ。―
うるさい!!何でくるんだ。
―…兄さんはこのまま生き続けるんだよね?―
そうだ私にはその義務がある。お前とは違う。
―そんなこと知ってるさ。ただあいつもそうだと思っただけなんだけど。―
あいつ?トランの英雄か・・・。
―前はあいつと一緒にいるなんてこと思ってたから懐かしくてね―
世界を壊そうとしたのに?
―まぁね。温室育ちには分からないだろうけど。―
くっ。その人にいってもいいんですよ。
―別に。―
あなたと話してるとイライラして埒が明きませんね。
―そうかな?あっそろそろ朝みたいだよじゃぁね。―
「ササライ様おはようございます。顔色悪いですね。またいつもの夢ですか」
太陽の光を浴びてキラキラとひかる髪が側に見えた。
ナッシュだ。
「もう慣れた」
そういった上司の声はあまりに疲れを表しておりナッシュは眉をしかめた。
「本当ですね。どんな夢かは知りませんけど
気にしないほうがいいですよ」
「あぁ、そろそろディオスを呼び戻してくれ、田舎は楽しかったかな?
それとも久し振りで疲れてるかな?いつもはナッシュがいってるし」
「そうですね。ただでさえササライ様の要求は厳しいですから」
「君が借りを作るからだよ」
ササライはむっとして言い返した。
「昔の話じゃないですか。それにもう俺昔のように動けませんよ」
「大丈夫だ。お前には後継者を見つけるまでやってもらうからな。
やめたければ早く見つけろ」
「ササライ様それはきついです」
戻る 幻水 次
えぇっと連載したいと思います。
そろそろ幻水のコンテツ別にしなきゃいけないと思いました。多くなってきたし見にくい。